※: 以下は、自分の投資に関する考えを述べたものです。自分がこの考えに沿って投資しているのは真実ですが、これに沿って損しても責任は取れません。(投資は自己責任でお願いします)
簡単なまとめ
- 自分は、自分のポートフォリオに連動している指数(TOPIXとかダウとか)を、週足チャートでみて、直近あった避けたい暴落(2020年3月コロナとか)以上の動きになったら売っている
- その他、買った時の理由がなくなった時も、他の銘柄と入れ替えている
- 「買い方」の方に「週足でみて下げトレンドではないこと」があるので、週足で下げてる感じになったら売ってる (そうなったら手放すのが早い)
(ここから先は詳細)
売りの大切さ
- 「売り」も「買い」と同様に重要です
- 買って保有し続ける期間は何ヶ月~1年以上あるのに対し、売りのことを考えるのは一瞬(5日間くらい)なので、「売り」は意識には上りにくいですが
- 「買い」と「売り」の両方に成功すると儲けにつながると思います
手仕舞い方2種類
- 買い方(この次に書きます)に沿って買ったら、しばらく保有してます。そして、最終的には売っています。
- 自分の売り方には2種類あります
- それぞれの銘柄について、「買った時の理由がなくなった」ことによる売り
- 市場全体の暴落に対応した売り (逃げ方)
1. 買った理由が無くなった売り
理論
- こっちは簡単で、「買った時に『こういう意図で買う』という理由があるのだから、それが解消されたら売る」、そして「他の自分の意図に適う銘柄を買う」ということです
実践
こういうルールで売る
- 「買い方」(次に書く)の逆なのですが、以下のようなことがあったら、売ることを考えてます
- 売ったら、同額の同業他社を買ったりしてます
- できるだけ同業の買いをしないと、ポートフォリオの業種分散バランスが崩れます
- 買いはゆっくりでもいいので翌日とかでもOK
タイミングとか
- 1ヶ月に1回くらい、株価が上がり過ぎてないかチェックできるといいかも。(めんどくさい)
保有株が仕手や期待で大幅に上げたら売り
- たまに、自分の保有株が仕手とか期待とかで大幅に上がることがありますがチャンスです
- ↑の指標を超過してたら是非売ろうとしています
- 最高値から10%とか15%とか下げたら売りとか決めておくと、納得いく終わり方になるんじゃないかと思います
2. 暴落からの逃げ
理論
- 株価は業績だけでは決まらず、人気や期待が高まって株価が高騰することが多くあります
- NYダウが史上最高値を更新。過去40年で30倍に上昇した米国株式 | MonJa〈もんじゃ〉お金と暮らしの情報サイト の図表2にあるように、50%くらい下げることもあります
- (横の目盛り1つが1年)
- そこで、「下落を50%ではなく10%や15%に抑えられればいいね」という考え方でやってます
- 下がった後に買い直すことも大事。でも、買いは3ヶ月遅れても余裕
- NYダウ工業株30種平均 超長期月足チャート|1928年11月~2021年2月 | Base Views (ダウの月足長期チャート。横にスクロールするページ)
- 売りは1日のズレが大きく影響するけど、買いは1ヶ月遅れても全然余裕なわけです
- 株価の上昇はゆっくりなので、15%で撤退売りした後、そこが底だったとしても、十分に時間的余裕を持って買い戻せるかな?と思います
- そこが底の場合、何%かは損すると思いますが、暴落避けの必要経費かなと思って売ってます
暴落2種類
- 「新情報が出たことでの暴落」と「株価をオーバープライス(高値付け)していたことでの暴落」があります
- どっちの場合でも自分の行動は変わりません (事前に決めた%(10~15%) 下げたら売る、後述)
2-A. 新情報による暴落
- 「東日本大震災」や「コロナ」や「リーマンショック」とかです
- それまでに考慮してなかった事項が出てきた時の暴落です
- 本当に経済活動に大きな悪影響が出るリスクがあるので売られます
- でも、実際に経済活動に大きな影響があるケースは少ないようで、半年ほどで元の株価に戻ることが多そうです
- とはいえ 「下った後には安く買える」&「割とすぐ戻るとはいえ、半年とかはかかる」ので、この2-Aの場合も、10%とか15%とか決めて、買いポジションを売って解消するのがいいんじゃないかと思います (2-Bと行動は変わらない)
- そこが底だったら損だけど、まぁそんなに急速には株価は上がらないだろうから、暴落避けの必要経費かな?
- 「2-B. オーバープライス」の方が悪影響が甚大な暴落&停滞です (2-Aの方はそんなに大したことはない)
2-B. オーバープライスによる暴落(バブル)
- 「日本の1989年からの株価下落」や、「米国のITバブルの後(1999年-)」などです
- 本来株価には、「配当を年2.4%もらえる」、「何年後には事業が成長して配当が増えて、いまの投資額に対して利回り年10%になる (から今買っておく)」みたいな適正株価があるのですが、それを気にせず、「株価が上がるから買う」になった場合です
- でも、他の投資対象に「配当で年に2.4%もらえる」みたいな適切な価格の金融商品があり、株価の値上がりが止まったら、普通にそっちに投資した方がいいので、資金は急速に離れていくわけです
- 業績に比べて株価が高くなってるかは、PER、PBR、配当利回りとかで分かるかなと思います。
- 特に配当利回りは他国と比べると良いかなと思います
- 便利なサイト: 世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新) - myINDEX
- こっちは、高値で買った人がなかなか手放さないようで、日本は2011年まで、アメリカは2012年まで(利益に対して)適正水準の株価に戻らなかったようです (10年超コース)
- この状態になると、ダラダラと指数が下がっていきます。そういう市場では買わないようにしています
- 色んな国や他の投資対象を探します
市場価格(株価)は自分のポジションとは関係なく動く
- 2-A, 2-Bいずれの場合も、市場価格(株価)は自分のポジションとは関係なく動きます
- …ので、自分は、「どれだけ下がったら売る」という撤退ラインを自分のポートフォリオというよりは、メジャーな指数(日経平均、トピックス、ダウ、ナスダック100 などの中から、自分のポートフォリオに一番連動していそうなもの)がどれだけ下がったら、で撤退ラインを定めてやってます
- あくまで、自分のポートフォリオが指数に連動しやすいからできる手法かも。(10~15銘柄以上、大企業多い)
「バブルには最後まで乗るのが得」という考え方
- この小見出しの考え方の人も結構世の中にいると思います(自分もその一員です)
- どこで「株価が上がるから買う」の資金が止まるかは分かりません
- なので、上がりきったのを見届けてから、-10%、-15%くらいの撤退ラインを事前に定めて、下がったところで売るのがいいんじゃないかな?
- 「頭と尻尾はくれてやれ」という格言に近いかも。
- 毎日指数をチェックして暴落に対応できないと取れない戦略です
- しかし、暴落前に1,2日は「明日くらいに撤退ラインにまで指数が下がるかな」と身構えられる時間があることが多いかと思います
- 株価の急上昇期には、そういう考えで買っている人もいるので、そう考えていない人には高すぎる株価になっていると思います(長期で持つには高すぎる株価)
実践
撤退下げ幅率(撤退ライン)
- 自分は、自分のポートフォリオに連動してそうな指数を、週足チャートでみて、直近であった暴落(今ならコロナ)以上の値下がりの動きになったら、売っています
- だいたい「先週末の価格からの下落率が11%以上下げたら売り」みたいな行動指針になると思います
- 「アメリカのハイテク銘柄だけ下げる」みたいなこともあるので、その場合は、その銘柄だけ売ります (ナスダックとか連動する指数を見ながら)
- 「新興国だけ下げてる」みたいな適切な指数を見つけにくい場合は、自分の持ち株の値下がりが、前週末から10%下がったらとかでやってます
- 結構下がってきたら、「TOPIXが何円になったら、これとこれとこれを売るぞ」と撤退訓練をします
- 1ヶ月に1回くらいやってる
- 多分、撤退訓練して、実際に売るのは10回に1回くらい
あまり起こらないダラダラとした下げ始め
- その他、市場全体=週足でみた指数がだらだらと下げている時も市場から離れたい(横ばいは全然OK)けれど、下げ始めでだらだらと指数が下げるのはなかなかお目見えしません (大抵最初にがっつり下げる)
似てるけどちょっと違う考え方
- 似たような言葉に「最大ドローダウン率」という言葉があります
- 投資手法をバックテスト(過去のデータでテストする)した時に「この売買ルールだと、最大で9.8%下がることもあるぞ(でもそこでホールドすると儲かるぞ)」という最大下げ幅のことです
- それで、実際にやった時に9.8%を超えた場合、どうするのだろう?(手仕舞うのかな?) (システムトレードしたことないので謎)
暴落疑惑時の心構え
- 「マーケット」でググると出てくる日経新聞電子版の「マーケット」カテゴリの記事をみると、暴落の理由が推測されてたりします
- マーケット: 日経電子版
- それっぽい暴落理由がわかると、気持ち的に安心できます (いつ売るかは事前に決めた「指数が○%下がったら」ルールなので、特に理由で行動は変わらない)
休むも相場(再inの仕方)
- 暴落した後は、指数が横ばいになったり、上昇トレンドになったら再度買い始めてます
- 下げが続いてるときは休みます
- 売るべし 買うべし 休むべし|投資の時間|日本証券業協会
- 週1くらいで、指数のトレンドをチェックします
- 週足で見た指数(日経平均やTOPIXやダウやナスダックとかから好きな指数)が下げ止まって、横ばいや上昇になったら「買い方」に書く感じの買いを再開します
- (どれだけの量買っていくかは「買い方」に書きます)
- 長くても8ヶ月くらいで上向きになるんじゃないかと思います
- 大体、売った後、2週間くらいしたら、週足でみた指数が横ばいとか上向きになってて、買いで入って行けるようになってることが多いんじゃないかと思います
売りに関する心構え
- 自分の売り方では、最後に大きく下げてから売る(「逃げ方」の方で売る)ことが多いので、含み益の大体半分だけが実現します
- ので、現在表示されている「含み益+○万円」 の半分くらいの儲けが最後に発生するのだと思ってやってます
- 一方で、「どれだけ下げたら売る」を事前に決めてるので、「最悪でも+○万円になる」が分かるので(含み益が +10%以上ある時は)気が楽です
- 「最後に下げる」前提でやってるので、含み益を「ラスボス(最後の暴落)に挑むHP」みたいに認識していて、「これだけあればプラスで終えられるかな」と思ってやってます
- ので、現在表示されている「含み益+○万円」 の半分くらいの儲けが最後に発生するのだと思ってやってます
- 「手仕舞い売りは常に正しい」といった勇気づける言葉が世の中にあります
- 見切り千両|投資の時間|日本証券業協会
- とはいえ、基本は「経済原理」のところに今後書くように、「会社の従業員さんと役員さんが利益を出してくれるから株主の収入になる」なので、特に市況が下がってるような時以外は、リスクの許容できる範囲内で投資しておきたい(買いポジションで持っておきたい)ものです
- 一般的にも、売りの方が難しいと言われます
- 売りは早かれ 買いは遅かれ|投資の時間|日本証券業協会
- …というのも、買いが成功になるタイミングは何十日間もあるのに対し、売りが成功になるタイミングは1日しかないからかなと思います
- 一般に、株価は上昇するのに100日以上かける(横ばいを頻繁に挟む) のに対し、下落は5日間とかで終了するからかなと思います
この記事の感想
- 結構内容が多い(理解することが多く、簡単とは言えない)けど、仕方ないんじゃないかな
- 「買い方」より難しくなってて、やはり売りの方が難しいんだなと思いました