※: 以下は、自分の投資に関する考えを述べたものです。自分がこの考えに沿って投資しているのは真実ですが、これに沿って損しても責任は取れません。(投資は自己責任でお願いします)
簡単なまとめ
- テーマ考える → 割安チェック
- 「実践」をたどっていくと簡単なまとめです
概要
- 色々な指標を使って割安な銘柄を見つけて、長い間(途中で問題なければ半年~1年強)保有してます
- 大体1年くらいすると、「売り時」の条件に引っかかるかと思います
- こういうのをバリュー投資(家)といいます
- そのうち、「投資家の種類」の記事を書く…かも
考え方
- 毎年、会社が出せる利益に比べて株価が安く、横ばいか上がり調子になってる銘柄は、それ以上の株価に下がりにくいと思う
- (衰退産業でなければ) 利益が出ている以上は会社は成長する(=純資産が増える)もの。純資産が増えている以上、株価は徐々に上がる(はず)
- 運がいいと、多くの投資家に注目されるイベントが起こって、急に株価が上がることがある
私の買い方
1. テーマを思いつく
- いまの自分の手持ちの銘柄(ポートフォリオ)を見て、なんか足りてないものを思いつきます
- 足りない業種の銘柄を足す感じです
- 業種が偏ると、分散効果が弱まってよくありません
- J-REIT(不動産の株みたいなもの) もあると分散効果が上がっていいと思います
- (NAV倍率とか分配金利回りとかで見て良いものがあったら) (後述)
- 業種の参考: 業種選択 :日経会社情報 :マーケット :日経電子版
- あるいは、今後の世界情勢・経済情勢を自分なりに考えて、テーマを思いつけるといいです
- 「(2020/3に)コロナだからデータセンターが流行るだろう」「アフターコロナに戦争になるかもしれないけど、手持ちに防衛株がないから防衛株を買おう」「九州はコロナが少ないから九州株を買おう」
- いずれも、人から「この株がいいぞ」と言われる前に思いつけないといけません
人から言われたものは要注意
- 既に株価が上がってしまっていることが多そう
- 特に、毎年出せる利益の額に対して、高すぎる株価だととても良くない、というか本来の株価に下げる未来しか見えません
- 特に話題になってないものを選びまょう
2. 割安な銘柄を見つける
- テーマが決まったら、そのテーマに沿って、割安なものを見つけます
PBR (REITだとNAV倍率)
これは何
- 時価総額(株価 * 発行枚数)が純資産の何倍かを示します。
- 要するに、PBRが高いと、株価が高い
- 会社の価値は、帳簿に載る純資産の他に、ノウハウとかコネとかブランドとか信頼とか成長性などあるので、本来PBRは1.0倍以上になるはずです
- ところが、日本には1.0倍未満の上場企業がたくさんあります
- 正社員を簡単に解雇できない、事業も簡単に畳めないので仕方ないね
- それはさておき、一般には1.0倍未満だと「割安」だとされます
- 「割安」で横ばい(か上がり基調) だと、下落しにくくて好きです
実践
- テーマが決まったら、ググって銘柄の候補を見つけると良いと思います
- 例えば「九州 小売 上場企業」
- 「銀行 pbr」 でググると出てくる 地方銀行の株式テーマ銘柄 - 株探 みたいなサイトも便利。
- 出てきた上場企業を 証券会社の銘柄画面やヤフーファイナンスで調べて PBRをチェックします
- イオン九州(株)【2653】:詳細情報 - Yahoo!ファイナンス ←1.81倍では、自分的にはあまりにも高すぎます
- 5銘柄くらい調べていたら、 0.90倍前後とか0.8倍台のが見つかると思います (合格)
配当利回りチェック
これは
- 100円分株を買ったら、1年に何円配当がもらえるかを示した数字です
- 「配当をたくさんもらう」というよりも、株価が割安かを判定するのに使います
- 株価に比べて、配当額はかなり変化の頻度が少ない
実践
- PBRのところで開いた個別銘柄の画面に載ってます
- 世界平均的が 2.2% くらいだと思います
- 世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新) - myINDEX 世界平均 1.86%
- ちなみに、純利益の1/3 が配当になって株主に配られます。残りの 2/3が「利益剰余金」となって会社にキープされ、1~数年で「あの利益剰余金をこの事業に使おう!」と役員が判断して、会社の純資産になります
- そんなこともあって、世界平均より配当利回りが大きければ、割安だと思います
- 実用的には、2.4% だとギリギリ割安だと思って、それより大きければ割安と思い、次のステップに進んでいます
PER
これは
- PERというのは、純利益を何年分積み上げると、時価総額になるか、の数字です
- (例年は) 平均14なので、直近1年間の純利益を14年間積み上げると、時価総額分の利益になるということです
- これは、 1年で、全株式の時価の合計の 1 / 14 = 7.1% 分の利益を会社は出したということです
- 全世界の平均: 世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新) - myINDEX
- 直近1年間の純利益を使って計算するので、コロナみたいな直近の純利益に影響する出来事があると、数字が大きく変動します
- 業種によっても結構変わるので、他の同業種の会社と比べてます
実践
- 14台だとギリギリOK、それより小さければ大満足です
業績チェック
これは
- 株式保有で儲かるのは、結局の所「利益が出て、配当があるから」です
- 利益の平均2/3は会社の資産になるが、それも結局は将来の利益を増やすことに使われる
- 株主への還元は 配当 (と株主優待) だけで行われる
- 会社の純資産の成長率 (純資産も結局は株主の資産) と 配当利回りが 他の投資商品と同等になるようになるように株価は決まる (年の 「純資産の成長率 + 配当利回り」 が 6.7% 程度)
衰退産業に気をつけよう
- ところが、中には売上が衰退している会社もあります (例: タバコ会社など)
- そういう会社は、売上(=利益) の減少とともに株価も下がるのが必然です
- 理屈としては、売上が0になったときに株価が0になる感じ
- 売上が下がっていくことが予想される上場会社の中には、資産を売って、配当として株主に還元して、会社を縮小していってる会社もあると思います (だから、配当利回りが高くなりやすい)
- 自分は、そういう特殊な境遇の会社は取り扱わず、株価上昇を前提とした投資をしています
実践
- 直近5年分くらいみて、途中で足踏みしている年があっても、なんとなく成長してる感じだったらいいかなあ
- 株価が上がるのは、あくまで会社の利益が増えるから
- ヤフーファイナンスのスマホアプリの個別銘柄の「業績」タブがめちゃ見やすいです
直近のトレンドチェック
これは
- 以上のことで問題がなくても、世の中には、よくない出来事がおきてる会社もあります
- そういう事象は株価に徐々に織り込まれていくものだと思います
- 下がっていってるものは、まだ下がりそうな気がするので買わないようにしています
実践
- 週足でその銘柄のチャートを見ます
- 割と最近(半年くらい? & 直近1ヶ月&2ヶ月) が右肩下がりでなければOKだと思っています
- コロナみたいな全体的トレンドは、会社の不具合というよりは、投資家の逃げ・引き上げの結果だから、直近1(,2)ヶ月のトレンドだけみるといいかなと思ってます
購入
- これらの条件をくぐり抜けたら購入をしています
資金の分配比率
- 1銘柄につき、自分の総資産の1.5%強を持つようにしてます
- 投資用資産が総資産の50%、日本株/外国株でその半分ずつ(25%ずつ)なので、日本株と外国株をそれぞれ15銘柄ずつくらい持つことになってます
- 銘柄を少なくすると、分散効果が薄れるので良くないと思います
頑張ってホールドします
- 最初の1,2ヶ月は-3%~-7%くらいにはなることもあると思います
- でも、「売り時」に該当したら、スパッと売ります
- 上手いこと株価が伸びてくれる銘柄の方が多いといいなぁ
- 平均的には、暴落年以外は 年+10% とかなので、月に1%弱プラスになれば順調かなと思います
売り時
- ↑の条件に当てはまらなくなったら売りどきです。
- 1ヶ月に1回くらい、売りどきに引っかかってないかチェックしてます
- 特に、週足チャートで下落トレンドっぽく見えてきたら売ります (損切り)
- PBRが1.0を超えて 1.1以上になったりしたら とかでも